DHTP – The DataHub Transfer Protocol
DataHub Transfer Protocol (DHTP) は、 Cogent DataHubの製品またはサービスである、DataHub®, SkkyHub®, iBRESS Cloud, ETK の間をLANやWAN、インターネットを介してTCP経由でリアルタイムにデータを送受信させるための独自の通信プロトコルです。DHTP は、SSL や WebSocket をサポートしており、HTTP、HTTPS 通信を可能にしています。DHTPは、 DataHub APIまたはDataHubコマンドセットにて文章化されています。
また、DataHubは、ODBC、OPC、Modbus などの一般的な工業用アプリケーションに使用されているプロトコルをサポートし、ETKは、OPC UAやModbusプロトコルをサポートしています。
DHTP – 接続例
DHTPは、次のような接続に使用されています。
- DMZ経由 の LAN と WAN のトンネリング – DataHub to DataHub
- OT と IT の接続、遠隔地へのデータアクセス – DataHub to SkkyHub or iBRESS Cloud
- エッジ処理 と オンプレミス・サーバ の接続 – ETK to DataHub
- クラウド へのダイレクト接続 – ETK to SkkyHub or iBRESS Cloud
- カスタムプログラム の統合 – Application to DataHub
DHTP – 機能
SkkyHub® と DataHub® は、DHTP を使用して重要な IIoT機能 を提供します。
- 低帯域幅 低遅延 : 最小帯域幅を消費し、可能な限り低遅延で機能します。
- 拡張性 : 1から数千の相互接続されたデータソースおよびユーザーをサポートします。
- リアルタイム性 : データ伝送に実質的に遅延を追加しません。
- 合理的な過負荷時の処理 : ブローカー(DataHub®、SkkyHub®、iBRESS Cloud、ETK)は、データユーザが受信データ転送速度に追いつけない場合に適切に処理します。
- サービス品質 : 各拠点におけるデータの整合性を確保します。
DHTP プロトコル – 特徴
DHTP通信 は、安全で堅牢な IIoTデータ通信 のために次のような特徴があります。
- ファイアウォールを閉じる : データソース側とデータユーザ側の両方のすべてのファイアウォールのポートを閉じたままにします。
- 相互運用可能なデータフォーマット :クライアントとサーバが互いのプロトコルを認識しなくても通信できるように、データをエンコードします。
- デイジーチェーンサーバ接続 : 複数のブローカー(DataHub®、SkkyHub®、iBRESS Cloud、ETK)を接続して幅広いデータの収集と分配をサポートします。
- 通信異常の転送 : どこのデータ経路が切断され、いつ回復したかを知ることができます。
- シンプル : シンプルなメッセージ構文により、リソースが制限されているデバイスにも容易に実装が可能です。
- ストリーミング通信 : メッセージは、連結および確認応答を介さずにストリーミングが可能です。このことにより、クライアントとサーバが非同期で通信できるため、待ち時間が短縮され、スループットが大幅に向上します。